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アブリスボとトリビック

執筆者の写真: Yuriko YamamotoYuriko Yamamoto

こんにちは。妙蓮寺すいクリニック院長の山本ゆり子です。


耳慣れないこのふたつのカタカナ言葉は妊娠中に接種することで生まれた後に赤ちゃんを守ることができるふたつのワクチンの名前です。


アブリスボ®はRSウィルスのワクチンです。上にお子さんがいらっしゃる方はRSウィルスについては聞いたことがあることでしょう。赤ちゃんのときに感染すると重症化することが多く、日本では毎年約3万人のこどもが入院しています。新生児に接種できるワクチンはないのですが、妊娠中にお母さんが接種することで赤ちゃんに免疫をプレゼントできます。妊娠28週から36週の時期が適しています。


トリビック®は百日咳、破傷風、ジフテリアの三種混合ワクチンです。百日咳は生後早期から赤ちゃんもワクチン接種を開始しますが、ワクチン接種開始できる前に発症のピークがあります。妊娠中に百日咳ワクチンを接種することは世界的にはスタンダードな対応ですが、日本ではまだまだ一般的ではありません。


ふたつのワクチン、ぜひ生まれてくる赤ちゃんのためにプレゼントしてください。当院で接種できますのでぜひご相談ください。


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