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設立までのストーリー
後半は、クリニック開業の構想から実現までについてお話しします
診療経験を重ねるにつれて、病院の外でも女性たちを支えることに興味を持ちはじめていたところ、同時期に横浜市役所に出向していた医師から行政の仕事を紹介され、興味を抱く。横浜市役所健康福祉局保険事業課を経て2019年6月から横浜市南部児童相談所に勤務。
いままで病院で診療しているだけではほとんど知りえなかった、医療機関とつながる機会のない人々にたくさん出会う。また、こどもたちとの関わりを通して自分自身の幼少期のトラウマを再訪する。
産婦人科医として自分が目指すものは、自分が直接つながることができる範囲で、専門家として人々の生活を下支えすることだと考えるようになる。自然とそれは北九州で小さな内科診療所を開設していた祖父の姿と重なる。
どこよりも居心地がよくて、どんなことでも安心して話せて価値観を押し付けられない安全基地を目指し、立地、コンセプト、内装、レイアウトを考える。大倉山、妙蓮寺、白楽周辺の小さなお店がたくさん並ぶ活気ある雰囲気が気に入ってその周辺で物件をさがす。内装はデザイナーと何度も打ち合わせをした結果、院長が大学生のときに留学していたアメリカ西海岸、北カリフォルニアの雰囲気を取り入れる。サンフランシスコにあるSightglassというコーヒーショップから最もインスピレーションを受ける。
2023年11月1日、妙蓮寺の地でクリニックを開設する。
(Latest update: Feb 2nd 2024)
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